Thanks!15000Hit お礼フリーSS
(配布期間 終了。)



                         - calling -


何時も心の中で呼んでいる。お前の事を―


「お疲れ様でした!」
「お疲れ。じゃあ、先に上がらせてもらうから」
「「「はい、お疲れ様でした」」」

今日も一日。無事に業務を終え、部屋へとたどり着く。
部屋へと入るなり、岩瀬に抱きしめられて、キスをする―

「お疲れ様です。悠さん…」
「お疲れ。基寿…今日も有り難う…」
「いえ…そんな…」
「今日も何事もなく済んでよかった…」
「そうですね!…そういえば、悠さん…」
「なんだ?」
「今日ですが…俺の事呼んでました?」
「え…?」
「えっと…言葉に出してではないんですが…なんだか悠さんに呼ばれてるような気がしてたんですよ…」

そう言って、嬉しそうに微笑む岩瀬に石川は絶句する…



『聞こえて…!? いや、そんな筈はないだろう…だって…心の中でしか、呼んでないし…』

そう。石川は心の中で岩瀬を呼んでいた。

―仕事中の真剣な横顔を見て。
 アレク達と笑って話しているのを見て。
 背後を走る気配を感じて。
 周りに注意を向ける後姿を見て。
 時に真剣に。時におどけた表情を見せる岩瀬をズット呼んでいたのだ。

― オレニキヅイテ ― と…

岩瀬はソレをしっかりと受け取っていたのか…?
まさか…!!



そんな石川の表情を正確に読み取った岩瀬は、破顔し―

「悠さん…vvv」
ギュウギュウと強く抱きしめる。

「苦しいって!」
「だって。悠さんが仕事中に俺の事を考えてくれてるなんて…!幸せ過ぎデス!!」
「だから。そんな事は…」
「ナイなんて言わせませんよ!実際、俺は貴方の声を感じていたのだから…」
「基寿…」
「これからも、もっと呼んでくださいねvv俺は必ず貴方の元へと駆けつけますから…!!」
「…うん…ありがとう…基寿…」

そう言って、石川は綺麗な微笑を浮かべた―

呼べば気付いてくれる、基寿なら。
何時でも。何処でも。俺の隣を歩めるのはお前だけだから…。
だから、これから先も、俺が呼ぶ名前は一つだけ。
基寿。と ―


                                                          06.07.08 UP


アトガキトーク。(もしくはいい訳。)

はい。という事で。恐怖のフリー配布SSデッス。
【おおきに。15000Hitvv】 という事ですが…。
サッパリ意味が解りません。(ダメダメじゃん。)
こんなものでも、『よっしゃ!もろたろ。』という豪気な方は、
拍手でもよいので一言『仕方ないから』とGet表示をお願いします…
(果たして。そんな奇特な方はいるのだろうか…?)

注) 配布期間は終了しました!
お持ち帰りしてくださった皆様。
有り難うございましたvv